頑張って退職エントリでも書くか
— うじ川@新潟 2018/11/10〜 (@ujikawa1026) November 6, 2018
退職エントリ、流行ってませんか?
多分、退職エントリには人生色々が詰まっていて、それが面白いからだと思います。ただ、僕は天邪鬼なので流行ってるとそれにノリたくないな、と思ってしまって退職しても、なんとなく書かずにいました。あと、前職のこと悪く言う記事とか散見されるようになりましたが、あれ僕個人的には凄く嫌な感じがして、それもあると思います。
あと、ブログ、と言うか僕が書くこと全般って自分の思考を整理し、整理した状態のものを後から見返すと自分が面白いから書くことがほとんどなのですが、こと今回の退職についてはこれでもかってくらい考えて、整理なんて不要なものでした。あと、そういった感情と共に刻み込まれたものって絶対に忘れないし、そういう意味でもあまり退職エントリを書く気持ちになりませんでした。
あと僕は正直だからもっと本当の理由を言うと、前職のペパボって僕から見て本当すごい人とか面白い人いっぱいいて、その中にいるとどうしても僕は比較してしまうんですが「これは俺やったったな。うん、やったったぞ」と胸張って思えることがあまりなくて、そんな人間が偉そうに何を語るんだ?と思っていたのもあります。 「僕がすげぇ」じゃなくて、「あいつがすげぇ」、「この人も超面白いよ」って紹介したい感じ。
「なんで転職したんですか?」
でも、やっぱりというか、あまりに色んな人に同じ質問をされるので(仕方ないというか当たり前だけど)、雑になってきて、なんか言ってることブレそうなのと、大事なことはブログに書いておきたい。長くなりそうだけど。今回の目的はそんなところです。
目次
「なぜやめたの?」
転職しようかなぁと思った一番最初のきっかけは、はっきり言うとお金の問題かなと思います。
僕は子供がいるのですが、待機児童の問題で保育園に入ることが出来ず、それが理由で妻も働くことが出来てませんでした。お互い実家が遠方なので、子供を預けて働く実績を作ることも出来ません。
お互いどんな病気になっても良いように保険にもしっかりと入って、子供のための学資貯蓄も少しは出来ているのですが、子供がやりたいことを自由に出来るような将来に備えた貯蓄が出来ているかというと出来ていないという状況でした。
なので、最初は節約という節約を全て行いました。携帯代、ネット代、自分のお小遣い、、、みたいに基本ですが、大きな支出から見直しを行い、全て削りました。その結果、妻の知り合いに家計を診断してもらったら「これ以上削れるところがない」と言われるくらいに支出を絞れて、少しは貯金出来るようになりました。
しかし、一番高くどうにもならないのが家賃です。東京ってやばいです。毎月2桁万円で圧迫してきます。では、家賃安いとこ行く?といっても引越しするのもお金がかかるし、これから子供が大きくなっていくのに狭い部屋には住めないなぁというスパイラルに陥ってました。この頃から地方での転職を考え始めていました。
もちろん、支出を減らすだけでなく、収入を増やすという面でペパボで年収を上げるぞ、というのも出来る限りちゃんと頑張っていたし、上司にも相談していたのですが、「可処分所得を増やし、貯蓄に回す」という目的で考えると、現職に居続けることが手段ではない、と思って少しだけ転職活動というか、他の会社はどうだろうなぁとか自分は外に出たらどれくらいの価値なんだろうなぁとか、いや、やっぱり家賃高くね?ということを考え始めました。
元々、ペパボには「技術力つけるぞ」って思って入ったのですが、本当勝手なのですが、家族が出来てから自分の価値観がどんどん変わっていってしまって。自分が技術力付けるの待ってもらってるみたいな状態ってなんだ、とか、いや、そもそも技術力付けるってどこまでいけば終わりなんだふわふわしてんな自分とか、色々葛藤する中で、そんな自己の葛藤すらいらんから家族にとって大事なのはお金だな、というのを強く思うようになりました。もちろん技術力をつけたいという気持ちは今もありますが、自分がやりたいことが、家族を幸せにすることの方が上位にきてしまった、という感じです。そういう自分に起きる変化をちゃんと考えてなかった、というのは本当に本当に反省です。
転職活動はだいたい2軸で細々と行なっていました。
1つは都内で年収をドカンと上げるっていうのと、もう1つは地方でちょっとだけ上げるっていうのです。ご存知かもしれませんがモバイルの仕事って今ちょっとしたバブル状態でして、知り合い経由や転職ドラフトなどで、どちらもそれなりに良いお話は貰えて、結局フラー株式会社に行くことにしました。
新潟でアプリやりたい方はフラーさんへ。Webやりたい方はクーネルワークさんへ。そして農業であらゆるITをやりたい方はウォーターセルへお越しください。https://t.co/XKSkLcdaVq
— なかざん@Android入門本書きました (@Nkzn) March 13, 2018
(フラーを知るきっかけとなったNkznさんのツイート)
「なぜフラーに行くの?」
最初は年収とかそういうのきっかけの転職活動だったし、その目的はブレてなかったんですが、社長や立ち上げメンバーが高専生で、自身も高専生というのがあり、話してて「なんか昔から知り合いだった気がする」みたいな感覚があったのが実は結局は大きいかもしれないです。
後、フラーは本社が千葉県にあって、新潟にも拠点があります。新潟オフィスでは、長岡高専生に向けて講義も行なっていたり、フラーがインターンシップを積極的に開催したりなどと、教育とか後輩育成にも積極的です。僕は実は、人に何かを教えることが好きなのですがそういった文化とかが気に入ったのもあったり。( そして既にそういった活動にアサインされている)
自分は割と300~400人くらいの大きめの会社しか経験してこなかったのでここらでもう少し小さめの会社で「大きくしていくぞ」というフェーズを経験したいなというのもあったり。
多分、理由はもっとあるのですが、少しずつ「フラーの良いとこ」みたいな括りで後日紹介していけたらなぁと思います。
「なぜ新潟に行くの?」
元々は妻の実家が近いからです。あと単純に家賃が安いから(地方、本当家賃安い!!)です。一瞬、郊外にマンション買って〜というのも考えたのですが、通勤時間は割と無駄だと考えてるマンなので、それもないなという感じでした。
ただ、フラーの話を聞いているうちにふつふつと「地方でモバイルアプリだったり、東京でやってるようなWebの仕事が出来たら面白くない?というかそういう土壌を作れば良くない?出来ないわけなくない?面白そう!!」 みたいな気持ちが出てきたというのも事実です。
僕はエンジニアの「技術をオープンにして共有しよう」という文化とか考え方が大好きです。でも、それをちゃんとやってる人はまだまだ東京に固まってるなと思ってるので、フラーという会社を利用して(良い意味で)、そういった志向の新潟で働くWeb系のエンジニアを増やしていきたいなと思っています。というか、フラーに入ってくれれば良いやという気持ちです。
「なんか意気込みをお願いします」
僕、たぶんめちゃめちゃ技術力が高い訳ではないかもです(もちろん、研鑽していくけど)。でもせこせこ動き回ったり、きっちりコミュニケーションとったり、気が利くやつみたいな、潤滑油みたいな、総合力みたいなとこで細かいポイント稼ぐやつみたいになれたらなと思っています。なので、新潟のエンジニアの方、雑に呼んでいただければ良い感じにあれこれしますので、そこんとこよろしくお願いします。