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小さな開発組織のマネージャーになってから1on1で考えていることを少しだけ書く

この記事はフラーAdvent Calendar 2020の22日目の記事です。 21日目はinoriko771 さんで「docker-composeでローカルでの動作確認用環境を準備したお話」でした。

 

 今年の夏にマネージャーやってくださいというオファーを受けて、「そろそろAndroidだけじゃなくてそういうこともやっていくかー。良い機会かもしれない」と思ってやりました。主に、他社様から依頼を受けてアプリ開発やWebフロントの開発をする仕事のエンジニアとデザイナーのユニット、正社員13名のチームのマネジメントです。

 正直、「マネージャーとは?」みたいな感じでそもそもあまりピンときてなかったのはあるのですが、まぁやってみながら考えるかーという感じで半年間やっています。その中でも1on1をたくさんやったなぁと思ったので今日は1on1にフォーカスをあてて考えていたこと・今考えていることを整理してみたいと思います。

 

1on1をやる時に考えていたこと

この本を参考にしつつ、チーム内全員と月に一度必ず1on1をしています。

 

 書籍に忠実に、話し手が主役になるようになるべく聞き手に回って、自分からの話が多くならないように(というか極力何もしない)しています。

 

 なんですが、簡単には書籍通りにならないなと思ったことはありました。例えば入社歴がまだ浅い人にはフィードバックを多めに返してあげても良さそうとかです。そもそもその人の振る舞いを褒めるということをしないとどういう振る舞いが求められているか分かりません。また、このリモート下で振る舞いも画面越しかSlack上での振る舞いしかわからなくなってきました。なので、特に入社歴が浅い人にはフィードバックを多めに返すようにしています。

今でもそうしているのですが、リモート環境下で雑談の時間が減ったこともあり、新入社員の方には入社してから1ヶ月間は1週間に1度お話をしています(メンターはメンターとして別にいます)。これは私が自主的に始めたのですが、毎回入ってきた社員から「これは続けた方が良いと思います」みたいな言葉を頂くのでこれからも続けようと思っています。

 今の組織を俯瞰して見つつメンバーに一番近い存在として私を利用してくれれば良いのかなという役割で考えています。

 

軽さを大事にすること

あとは、エッセンスとして取り込んでいる考え方を少し紹介すると、このお二方の言葉で表現されるような、社内だけの世界で考えないようにする「軽さ」のようなこともお話のテーマとして大事にしています。その方が結果的に成長の幅が広がりそうだと思っているし、そう考えた結果会社に居続けることは違いそうとなった時にまた考えれば良いかなぁと。

 

もちろん積極的に転職を勧める訳ではないので、言葉の強さみたいなことは気にしながら聞きますが。

 

大事なのはテクニックとかではないのかなと

 まだ半年しかやっていないので、なんとも言えないですが、他の会社のマネージャーが言ってたことなんですが「楽しげにする」ということは1on1で大事にしています。楽しげでなくとも疲れたなぁという感じで話さないということです。いつも、なにかセンシティブな悩みを抱えているのかもしれない、という気持ちで真剣に向き合ってお話を聞くように集中して30分間は話を聞くようにはしています。

 今、1on1の4周目なのですが、ようやくその人の本質的な部分とか価値観が分かるというか、今までの話をつなげつつ本音で話せるようになってきました。いや、勘違いかもしれませんが。ただ、そういう感覚は出てきました。細かい聞き方だったりの工夫とかは必要であれど、これからも大事な時間として扱っていこうと思っています。

 

結局ふわふわした話になってしまった。難しいですね。マネジメントの題材は。もう少しかっちりした話を次はしたいです。

 

駄文ですが、読んでくださりありがとうございました。

 明日は Masahiro Mitta さんで GitHub Actions&Firestore Emulatorでテストを書いたお話です!!よろしく!!