カブトムシの壺

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新卒研修でキャリアキーノートを話してきた。

 

 新卒エンジニア向けに、自分のキャリアキーノートを話してきた。

 

 

拙いプレゼンではあったけど、当日質問してくれたことや、発表後のアンケートを見た感じだけど、伝えたかったことは伝わったのかな、と思う。

 

(当日のやつから少し編集したディレクターズカット版を公開します。)

 

 

 

ただ、こちら↓の記事でも紹介されているように、発表する前まで、めっちゃくちゃに怖かった。やってみると分かるけども、自分のこれまでのことを矛盾が無いように、かつ相手にとって伝わるように話す、というのは非常に難しい。伝えるために、何を語らないか、最後の最後まで考えてスライドを修正し続けていた。

 

 そんなこんなで、結構な時間をかけて発表の内容を練った訳なので、これに補足する内容などを書いておく。

 

発表で心がけたこと

・質問の出しやすさ

質問を本当にバンバン出して欲しかったので、途中途中に"質問あるー?"という文言を書いたスライドを挟んで質問時間を作った。"質疑応答"ではなく、"質問あるー?"という文言にした。その方が画面に表示され続けていると、圧力を感じるし、仮になかったとしても「無いです」と言いやすいんじゃないかなと思った。狙い通り、当日、質問をバンバン出していただいて、安心した。

 

・次の初めの一歩を分かりやすくした。

僕の経験則からのまとめに対して、どういうアクションをしたら良いのか、を踏み込んで具体的に説明した。

 

ただ、具体的に言ってしまうと新卒が「このアクションをしなかったら、怒られるのかな、、、」みたいな変な気持ちになってしまう可能性があったので、口頭で「あくまでこれは自分の経験則から得た教訓に対するアクションなので、参考程度に、と思って欲しい。」ということをハッキリと伝えた。

 

 

発表の時に出た質問と回答の抜粋

「質問」

最初はインフラの知識がない中、担当になったと言っていたが、本来は「今、これが出来る」となってから、その担当になるべきではないか?それとも、知識が無いけど、仕事をやってみる方が良いのか?

 

「回答」

技術が十分についてから、その仕事の担当になり仕事を貰えることが理想だけど、経験上、そんな風に上手く仕事が貰えることって稀だと思う。結局、分からないけど仕事の中で実際にやってみることが一番力が身につくのでは、と僕は思っている。
今、自分は3の力しか持っていないけど、10の成果が求められるっていうのは仕事で良くあること。先輩に聞いたり、頼ったりして、10にもっていけば良いじゃんと思ってる。

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「質問」

何か最初はPHPをやっていて、インフラやって、急にAndroidを書くようになった、みたいな感じだけど、どうして急にAndroidになったのか?

 

「回答」

最初は漠然と"フロントの方をやりたい"とか思っていて、先輩にもそれを伝えていたけども、"何で?"ということが自分でも分からなかった。ただ、ハッカソンに出て、他のチームの発表とかを見ていると「技術の力で何かを表現して、みんながわーってなることであれば、プログラミング言語とかプラットフォームって何でも良いかもな」と、僕にとってやっぱり"目に見えること"とか"技術とか知らないエンドユーザも巻き込めること"が好きなんだという価値観がハッキリしてきた。

そういうところから、エンドユーザに近い、"Android"を選択しているという感じ。だから、本当言うと、Androidでなくても良いのかも!iOSでも!

 

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「質問」

ペパボと前職の会社を比べて、前職の会社の方が"ここが良かった"というところはありますか?

 

「回答」

あえていえば、 前職の会社にはあまり「文化が無かったところ」、が逆に自分にとって良かったところではないか、と思っている。
自分が新卒1期生ということもあるが、新卒として0から文化を作っていくというのは非常に楽しいことで、なかなか出来ない貴重な経験がいっぱい出来た。

もうペパボには良い文化がいっぱいあって、例えば、新卒研修ひとつとっても先輩方が丁寧に毎年バトンを繋いで、どんどん研修の内容自体がレベルアップしているって凄いことだよ、と思う。ただ、これが社会人生活のスタート地点で当たり前になって"これが良い"って部分に気づけないのは勿体無いぞ!!という感じ。いや、本当にペパボは良い会社やぞ!!

 

 

反省

・文字ばっかりのスライドが多く、ぱっと見て、時系列が分かりにくいスライドになってしまった。時系列で話していく発表だったので、年表的な図をひとつ加えても良かったかも。

 

ハッカソンに出た時に考えたことや、失敗談などをもっと膨らませて語っても良かったかもしれない。この辺の話をもっと具体的にすることで、「ハッカソンに出よう!」という気持ちに結びつきそう。
 

・最初の、「エンジニアになる前の話」、今見ると、何の教訓も含まれていないただの自己紹介の延長線上のパートになっているので、省いても良かった。

 

・デザインとか文字のサイズとか揃ってない!きちんと!

 

まとめ

・自分のこれまでを振り返る、とても良いきっかけになりました。

・来年の新卒研修で機会があれば絶対、何か話したい!!Androidの良い感じの話をするぞ!!